中尊寺の鎮守で、慈覚大師が居住した山王山の麓に湧く一軒宿の温泉旅館。温泉の発見は意外に新しく、平成元年(1989年)に湧き出して以降、「ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉」の64℃・毎分140リットルの湯が自憤しています。
大きな岩を配した露天風呂からは眼下に磐井川を眺められ、開放感たっぷり。
内湯もひろびろで、のんびりゆったりと湯浴みを堪能できます。
湯上がり後は肌がしっとり、つるすべになるお墨付きの美人の湯です。
ちなみに温泉名の「矢びつ」とは、矢淵(やぶち)が語源。敵が放った矢が淵を埋め尽くしたとの言い伝えからきているのだとか。
世界遺産・平泉の中尊寺へは車で約30分。栗駒山へのルート上にある宿なので、ドライブ旅行の宿に最適です。
鮮やかな霜降りにとろける舌触りを具えた前沢牛に舌鼓を打つもよし、とろみのある椎茸と生姜の出汁に餅が入った椀物「生姜餅」の素朴な味わいに一関地方の餅食文化を知るもよし。食と湯ともども、是非とも宿泊したい宿のひとつです。
矢びつ温泉瑞泉閣(やびつおんせんずいせんかく) | |
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泉質 | ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 |
住所 | 岩手県一関市厳美町字下り松65-2 |
電話 | 0191-39-2031 |
開館 | 立ち寄り入浴:10時半~15時 |
休館 | なし(※日帰り入浴は水曜休) |
料金 | 立ち寄り入浴:大人600円、 宿泊:1泊2食11,740円~ |
交通 | JR東北本線一関駅から岩手県交通バス45分 「瑞泉閣前」バス停下車すぐ |
予約 | →宿泊プランを見る |
画像引用:矢びつ温泉瑞泉閣様 (http://zuisenkaku.com/)