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赤湯温泉 旅館 大和屋

山形県南陽市

  美人の湯と芸術鑑賞を同時に

宿泊立ち寄りかけ流し

赤湯温泉 旅館 大和屋 赤湯温泉 旅館 大和屋

900年の歴史を持つ赤湯温泉。こんこんと湧いている湯が赤い色をしているわけではなく、この温泉を発見したときに伝わる逸話が命名の由来になっています。平安時代の武将・源義綱(みなもとのよしつな)の家臣が戦闘で傷ついた身体を湯で癒したところ、傷口から流れた血で湯が赤く染まったことから、この名がついたそう。
江戸時代は米沢藩の湯治場として繁栄し、今でも4軒の共同浴場のほか、温泉宿が市街地に点在しています。

今回紹介するのはメインストリートである県道156号から一本北側の細い通り沿いにある旅館。外観は豪華な大旅館というわけではなく、アットホームそうな雰囲気が漂う印象なのですが、中に入るとびっくり。
フロントショーケースから廊下、リビングに至るまで、館内のいたるところに美術品が展示されているのです。

エミール・ガレ、朝倉響子、パブロ・ピカソ 、エドガー・ドガ…
絵画に陶磁器、漆工、ガラス工芸品などなど、その数なんと300点以上の作品がズラリ。館内を歩いて回るだけで美術館を探訪した気分になるはずです。

そして浴場は洋風ローマ風呂と和風岩風呂があり、時間によって男女入れ替え制。どちらも嬉しい源泉かけ流しです。露天風呂はありませんが、「含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉」のほんのり硫黄の香り漂う極上の湯を堪能しましょう。
泉質の性質上、光線過敏症の人は入浴が禁忌ですのでご注意を。

洋風ローマ風呂と和風岩風呂のどちらも、60℃近い湯がそのまま湯舟に注がれています。美人湯の誉れ高い湯をかけ流しで堪能するために加水せず、窓を開放して自然に湯温が冷めるようにしています。
とはいえ湯舟の湯は43℃ほどと、熱め。ぬるめのお湯が好みの人にはかなり熱く感じるでしょう。じゅうぶんに掛け湯をして、身体を湯に慣らしてから浸かりましょう。

ちなみに宿のすぐ隣にある飲食店「味考」でランチやディナーなどの食事をすると、大和屋で無料で立ち寄り入浴できます。


おんせんデータ
赤湯温泉 旅館 大和屋
泉質  含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
住所  山形県南陽市赤湯972
電話  0238-43-2257
開館  立ち寄り入浴:10時~21時ごろ、
(※月曜や金曜など不定期で清掃のため、16時ごろ~21時ごろになることもあり)
休館  なし
料金  立ち寄り入浴:大人500円
宿泊:1泊2食8,500円~
交通  JR山形新幹線・奥羽本線・山形鉄道フラワー長井線赤湯駅 徒歩約20分
予約 

画像引用:赤湯温泉 旅館 大和屋様 (http://yamatoya.cc/onsen.html)

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