兵庫県北部に京都府側にひょっこり出っ張ったエリアがあります。かつての但東町、現在の豊岡市但東町は自然あふれる花の町。春はチューリップまつり、夏は休耕田を利用した一面のひまわり、秋は安国寺の樹齢約150年を誇るドウダンツツジの紅葉がみごとです。
蕎麦で有名な出石から車で約30分、旧但東町の中心部から出石川に沿って国道426号を2.5kmほど進んだ右手に建つ「ホテルシルク温泉やまびこ」は、周囲を里山に囲まれた静寂の地です。
2016年(平成28年)7月に施設がリニューアルしたこちらの施設。屋号に冠せられたシルクは2つの意味があります。
旧但東町は古くから絹織物産業が盛んでした。「但馬ちりめん」を京都へ送り出すルート「絹の道(シルクロード)」がその由来のひとつ。
もうひとつの意味は、こちらで湧き出す温泉の湯触りと、湯上がり肌がつるつるになることから。屋号にしてしまうだけに、泉質に自信ありの宿なのです。
泉質は2種の重曹泉で、炭酸水素イオンたっぷり。特性であるクレンジング効果で、肌の汚れや古い角質を取り去ってくれます。弱アルカリ性なので滑らかな湯触りな上に、湯上がり後の肌の乾燥も防いでくれる硫酸塩泉の成分も含まれています。
浴場は山の湯と花の湯のふたつあり、それぞれに内風呂と露天風呂、滝湯、サウナ、ボディーシャワーを完備しています。ひろびろとした露天風呂で、山里の風を感じながらの入浴は極楽気分。
それぞれの湯舟に注がれる湯は循環湯ですが、花の湯には源泉かけ流しの露天風呂があり、濾過していないやや濁った湯を堪能できます。
山の湯と花の湯は毎日男女入れ替え制なので、日帰り入浴ならば花の湯に入られるかどうかは運次第ですが、宿泊すれば朝晩のどちらか必ず入浴できます。
ホテルシルク温泉やまびこ | |
---|---|
泉質 | 含弱放射能-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉、 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 |
住所 | 兵庫県豊岡市但東町正法寺165 |
電話 | 0796-54-0141 |
開館 | 立ち寄り入浴:6時~22時受付、 4月と8月と9月と11月以外の第3水曜 17時~22時受付、 1月~2月末 7時~22時受付 |
休館 | なし |
料金 | 立ち寄り入浴:大人600円、中学生以下400円、5歳未満無料 宿泊:1泊2食11,880円~ |
交通 | 舞鶴若狭自動車道福知山ICから車で約45分 |
予約 | →宿泊プランを見る |
画像引用:ホテルシルク温泉やまびこ様(http://www.silk-yamabiko.co.jp/)