【安曇野市】豊科温泉 湯多里山の神

長野県安曇野市

  気楽に立ち寄れる美人の湯

風光明媚な安曇野の温泉といえば穂高温泉郷が有名ですが、犀川（さいがわ・梓川）を挟んだ対岸にも湯が湧いています。
それが長野自動車道安曇野ICから県道57号を東へ進み、山を分け入って国道143号に突き当たる手前に位置する豊科温泉（とよしなおんせん）。

なぜここに温泉が？と思うのももっともで、平成4年（1992年）にボーリングして源泉を掘り当てたことで開業したという経緯ゆえのものです。周囲は特に何もない山と木々だけの立地で、日帰り入浴施設が1軒あるのみ。

民家を模した建物はさほど広くありません。贅沢な造りの豪華な施設ではなく、普段使いで気軽に立ち寄る感覚で利用する雰囲気ですね。
利用する際は券を購入しますが、券は入場時に受付に渡すのではなく、帰りに手渡します。これは利用時間が3時間未満と3時間以上では料金差が発生するシステムだから。

肝心の浴室もひろびろというわけではありません。ですので混雑時にかち合うと、あまり寛げないかも。
湯はナトリウム-炭酸水素塩泉。うっすら黄緑色のぬるっとした湯触りの湯はいかにも効能ありそうで、肌に優しい弱アルカリ性のpH7.7。源泉の湯温は32℃のため、加温しています。カランの湯も温泉なのが嬉しいですね。
露天風呂も完備していますが、眺めはイマイチ。